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【CRAFT NOTE】〜Distillation 蒸溜〜

2026/08/27

MAWSIM GINの香りは、どのようにして生まれるのか。
この記事では、私たちの蒸溜工程の核心にある3つのこだわり——マイクロ蒸溜、スピリッツカット、強化蒸溜——を紹介します。


▼ マイクロ蒸溜器による細やかなレシピコントロール


乾燥ではなく、生鮮ボタニカルをそのまま用いるのが、MAWSIM GIN の最大の特徴ですが、またそれゆえにレシピコントロールはシビアです。
生の素材に含まれる水分量は均一でないため、計量だけに頼った調合では不十分だからです。
MAWSIM 蒸溜所は、200リットルと60リットルの蒸溜器が主力の、極小規模の蒸溜所です。量産を犠牲にする代わりに、繊細なレシピコントロールを可能にしています。

MAWSIMのマイクロ蒸溜器

▼ 厳選したスピリッツカット


蒸溜工程においては、ハート(=製品になる中心部分の蒸溜液)をどこでカットするかの見極めが重要です。
ボタニカルごとに抽出されるフレーバーのピークタイムが異なる上、生鮮素材のテールにはエグみが多く含まれるからです。
MAWSIM では、このカットを通常よりも早いタイミングで行うため、少量の原液しか得られず、生産性も悪くなりますが、これによって長く余韻の続く、フレッシュでリッチな芳香だけを抜き出すことができるのです。

スピリッツカットの様子

▼ テールの再使用による強化蒸溜


テールは廃棄せず、次の蒸溜分のベースに加えられます。これによって、ワンショット蒸溜にありがちな風味のブレを最小限にし、品質の連続性を保っています。また同時に、廃液と原料消費を抑制しています。

  • ヘッド (Heads):前溜。別名フォアショット。
  • ハート (Hearts):最終的な製品の中心となる蒸溜液。別名スピリッツカット。
  • テール (Tails) :後溜。別名フェイント。アルコール度数が低下した蒸溜液。



このスピリッツカットの技術が生んだのが、世界一を受賞した<トロピカルシトラス>です。